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学びを結果に変えるアウトプット大全

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
樺沢紫苑
サンクチュアリ出版
売り上げランキング: 18


【要約】
読む書く教える等のアウトプットを伴う経験でのみ知識を習得出来る。これは脳の仕組みによるものであり、アウトプット無しに自己成長は出来ない。

【オススメ度】
★★★★
内容の半分はアウトプットというよりハウツーが書かれている気もします。
しかし、構成が分かりやすいため「自分が知りたいことではないな」という箇所はどんどん飛ばして読めば良いと思います。
脳の仕組みから説明していたり、行動のきっかけになるという観点から★4つです。

【感想】
◼︎この本を読んだきっかけ
本屋に話題の本がたくさん並んでいるところを見ると
「あれも読まなきゃ」
「これも読まなきゃ」
「読まないと知識が得られない」
「読まないと時代について行けなくなる」
と、読む量について焦ることがよくありました。

しかし、本を読んでも分かったつもりになるだけで、内容をほとんど覚えておらず、
「読む前とあまり変わっていない」
と常々感じていました。

そこで最近は、本を読み漁って、読んだ冊数に満足するより
“一冊をしっかりと読んで、内容をしっかりと自分のものにする”
こちらの方が重要だと思い、その方法を模索していました。

◼︎この本を読んでの気付き
この本では、アウトプットが自己成長において重要である理由を“脳の仕組み” から説明しています。ラーニングピラミッドに代表されるように、実生活でも “話を聞いただけ” “講義を受けただけ” では、内容はもとより聞いたことや受講したことそのものを覚えてない、ということも納得できました。

また、アウトプットするためには、行動することが重要ですが、やる気が出てから行動するのではなく、とにかく行動をしてしまえばやる気が出てくるという “作業興奮” については目から鱗でした。

◼︎この本を読んだ後の to do
・作業興奮を行動のベースにする
→朝イチのメールチェックをやめて、まず作業に取り掛かる等

・読んだ本は、要約、感想を書き、ネットに投稿する
→読んだ内容を頭の中で整理しアウトプットする

・ラーニングピラミッドを活用する
→人から何かを教わるときは、理解した内容を説明してみる。人に何かを教えるときは、理解した内容を説明してもらう。

(関連)
アウトプット大全の著者(樺沢紫苑)はイケハヤやはあちゅうの完全上位互換バージョンだという話


■著者プロフィール
樺沢紫苑(かばさわ しおん)
精神科医、作家、映画評論家。1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。札幌医大神経精神医学講座に入局。大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。 精神医学の知識、情報の普及によるメンタル疾患の予防を目的に、Facebook 14万人、メールマガジン15万人、 Twitter 12万人、累計40万人のインターネット媒体を駆使し、精神医学、心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信している。毎日更新のYouTube番組「精神科医・樺沢紫苑の樺ちゃんねる」も大好評。著書に『「苦しい」が「楽しい」に変わる本』(あさ出版)、『父親はどこへ消えたか 映画で語る現代心理分析』(学芸みらい社)、『脳内物質仕事術』(マガジンハウス)、『精神科医が教える 1億稼ぐ人の心理戦術』(中経出版)、『毎日90分でメール・ネット・SNSをすべて終わらせる99のシンプルな方法』(東洋経済新報社)、『頑張らなければ病気は治る』(あさ出版)など18冊。Kindle電子書籍『精神科医が教えるぐっすり眠れる12の法則 日本で一番わかりやすい睡眠マニュアル』、睡眠の専門家として「ビートたけしのTVタックル」にも出演している。

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